http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/student_jobhunting/?1346117262
《今春の大学卒業者約56万人のうち、ほぼ4人に1人にあたる12万8000人余り(約23%)が安定した仕事に就いていないことが、文部科学省が27日公表した学校基本調査で分かった。》
このニュースに接して、「そんなものではないか」と思った。その根拠は、少なくともワシャの周囲に就職活動をしている大学生が何人かいて、その子たちは比較的偏差値の高い大学を出ているのだが、みんな、就職の内定をもらっているのだ。
知人の優秀な若者は、手堅い会社に就職をしているのだが、大志を実現するために、再度就活をして転職を決めている。労働市場は、努力をしてきた若者に門戸を閉ざしてはいない。
例えば、ワシャは東京でいろいろなセミナーに顔を出すが、そこで出会う若者たちは押しなべて努力家だ。そりゃそうですよね、わざわざ金を払ってまで勉強しようというのだから。
そういった連中だから、読書量も多くリテラシーが高い。知的なので、話をしていても、酒を飲んでいても退屈したことがない。
文部科学省は、大学卒業者56万人を十把一からげにしてはいないだろうか。小学校レベルの分数ができない。伊達正宗を「いたちまさむね」と読む。名古屋の大学に通っているのに「屋」の字が書けない。どこの人事担当者だってこんな大卒要りませんよね。12万8000人のなかにどれくらいF大(フリーに入れる大学)卒が混入しているのか、それが知りたい。もうモラトリアムとしての大学進学は止めないか。