プロとして研ぎ澄まされているか

 羽田雄一郎参議院議員国土交通大臣に抜擢されるんだとさ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120604-00000509-san-pol
 父親の羽田孜衆議院議員は、アルツハイマーでほとんど使い物にならないが、民主党重鎮として、年間2億円余の税金を懐に入れている。次の総選挙には出馬しないそうだから、雄一郎氏が参議院から鞍替えするのだろう。信州羽田王国健在なり。雄一郎氏、東京生まれで東京育ち、祖父も父も代議士という家系に生まれ、教育を施す環境としては整っているにも関わらず、玉川大学文学部とは……。そういえば愛知のお坊ちゃま、丹羽秀樹衆議院議員におかれましても、玉大文学部でござったのう。
 べつに玉大がいけないというわけではござらぬ。東海地方で言えば中京大学日本福祉大学クラスだ。しかし、海千山千の官僚どもと丁々発止のやり取りをするのには、せめて慶応、早稲田くらいの偏差値は持っていてほしい。

 それにしても、長野県というところは政治・行政では後進県である。もちろん羽田王国を許しているところもその一端なのだが、こんなところをみても遅れていると言わざるをえない。この年度当初に、こんなニュースがあった。
《長野県は、例年4月の定期異動の際に、部課長級に新たに任じた職員全てを県庁の講堂へ集めて行っていた辞令交付の式典を廃止する。》
 長野県の県土は南北200kmを超える。しかし県庁は北端の長野市である。県の出張所は、中信、東信、南信にも数多あって、それらの出先機関の部課長が、県庁に一堂に会して辞令交付をするというのだから、そりゃあ大変だ。名古屋市の職員が小田原まで行って辞令をもらうのと一緒でっせ。このセレモニーに関わる旅費だけで50万円もかかるって言うんだから笑える。人件費まで合わせたら、いったいいくらの県民税がこの御大層なセレモニーに浪費されていたのだろう。替わり映えがしませんね、長野県政田中康夫知事の時に少しは風通しがよくなったと思いきや、旧態に復すると、元も子もなくなるという典型だろう。

 そんな間抜けな連中の話はどうでもいい。
 夕べのW杯最終予選のザックジャパンの活躍である。
http://www.goal.com/jp/match/77928/%E6%97%A5%E6%9C%AC-vs-%E3%82%AA%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%B3/report
日本VSオマーン、3対0で日本の快勝だった。ありがとうザックジャパンの侍たちよ。
 ううむ、本田圭佑香川真司などを見ていると、乱世に名を成した剣豪というのが、かくあったのではと思ってしまう。
 彼らのクオリティの高さと比べ、前述した有象無象の情けないことといったらありゃしない。