愚者列伝

 阿呆政府は来年度の国家公務員の新規採用数を2009年比で55.6%抑制する方針だ。この就職難の時に、むしろ採用枠を増やすべきだと思うのだが、頓珍漢政府は、そんなことには思い当たらず、官僚の操るがまま、しなくていいことをやって、この国の足を引っ張る。こんなことなら何もぜずにじっとしていてくれ。
 今朝の新聞に《公務員「総合職」人気低め》という記事が載った。その中で、採用枠の減少や給与の2年間削減により、申込者が13.4%も減少したことを伝えている。
採用削減、給与削減を主導した岡田克也副総理はこう語った。
「公のために働く志を持った人は、厳しい環境だからといってひるむことはない」
 いやぁ、大金持ちの御曹司は言うことが違う。公のために働きたくたって、給料が減らされたんじゃ、モチベーションも下がるわい。公ために働く志を持った人が、ひるんだ結果が、13.4%だろう。なにをとぼけたことを言っているのか。

 上記の記事のすぐ横に《韓国の秘書官と慰安婦問題協議》という見出しがある。盆暗政府は、まだこんな詰まらないことに関わっているのか。
「韓国がいつまでも歴史的事実に基づかない捏造で日本の誇りを傷つけるなら国交を断絶する」
 そのくらいのセリフをはいて席を蹴ってこい。日本人だろう。
 あ……無理だ。韓国の秘書官と協議をしていたのは、民主党の齋藤勁衆議院議員だった。この人、あのトレイター岡崎トミ子と同じ穴の貉で、憲法9条教の信者でもある。
 岡崎トミ子とは、事実無根の「従軍慰安婦」問題で、反日の韓国人とともに日本大使館に石を投げたオバサンである。それも国会開催中に国会を休んでソウルくんだりまでお出かけになっている。こんなののお仲間では、期待するほうが悪いのかもしれない。

 おおお、次のページには、ワシャの注目する仙谷鼠さんの動向が載っている。たかだか民主党政調会長の代理でしかないのに、ご自分のことを大物(笑)だと思っておられるようで、最近、あちこちに嘴をはさんでこられる。
http://mainichi.jp/select/news/20120419k0000e020218000c.html
 東京電力の次期会長の決定に、仙谷鼠が関わっているようだ。だから、仙谷鼠は「企業再生のプロ中のプロ。日本の企業再生を手がけてきた方の中ではナンバー1」と持ち上げる。
 この間も書いたが、仙谷由人さんはリトマス試験紙だと思っている。彼が「良い」と言うことは悪く、「悪い」と言ったことは良かった。だから、この東電会長人事は国民にとってはよくない人事だと思って間違いない。