インドが、射程距離5000kmのミサイルの発射実験に成功した。重畳。国際社会の自由主義陣営もおおむね了解の方向で動いている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120419-00000533-san-int
なぜ北朝鮮のミサイル発射がダメで、インドのほうは黙認されるのか。その理由を朝日新聞から引く。
「インドが核やミサイル技術を他国に拡散してこなかった」
「インドの政治的、経済的な役割に期待している」
「インドは民主主義国家である」
「インドなら中華帝国に対抗できる」
なによりも政体が民主主義国家であることが重要である。2院制をとり政党も多様性を保持している。一党独裁で多くの人民を酷使し搾取した金品で、あるいは密輸などの非合法な手段で得た財貨でミサイル開発をしようとしているどこぞの国とは、もともとモノが違うのである。
中華帝国全土を射程にするミサイルは悠々と5000キロを飛んでインド洋の南の果てに着水した。ポテチンミサイルとはわけが違う。
しつこく言うが、日本はインドと手を結ばなければいけない。いわゆる「遠交近攻」というやつだ。日本、台湾、フィリピン、インドネシア、シンドシナの国々、そしてインド、パキスタンが鎖状に連なるとき、中華帝国は静かな独裁国家になる。あるいはチベット、ウイグルでの圧制も止められるかもしれない。
漢人の特性として、弱いものにはたたみかけるが、強いものには大人として対応する。このあたりを日本政府は見誤ったまま長い年月を経てしまった。情けないことではあるが、過ぎてしまったことはやむを得ない。要は、ここからである。
まず、日本からパキスタンまでの中華帝国の南環国家群は、20億人の人口を有している。ここが経済と軍事で連携する。黄色人種民主国家連合である。これなら超巨大独裁国家に充分に対抗できる。
この外交戦略を実践する国際政治家が出てこないかなぁ。
そうそう、ワシャのお気に入りのビッグホーンシープのピンバッジのあだ名が決まった。「スカンクくん」である。どこかでお会いしたときに、ワシャの襟元にそれを見つけたら、そう呼んでほしい(笑)。