復活はセミナーで

 今だから言えるが、先週は調子が悪かった。21日(火)にメンタルヘルス研修なるものを受けたのがいけなかった。
 ジャーナリストの日垣隆さんが『折れそうな心の鍛え方』(幻冬舎)の中でこんなフレーズがある。
 不幸な人生をおくり死病にとりつかれた人を見舞った友人の話が前提にあって、《「自分なら、お見舞いには行けないな」と言いました。共振度が高いというのか、おそらく私は彼女に会ったら、その不幸の大きさに影響され、拭いがたい悲壮感の中に落ち込んで這い上がれないのではないかと思うのです。》と言われる。そして《エンパシー(共感性)の度合いが高い人は、人の気持ちがよくわかるぶん、ウツもうつりやすいと用心したほうがいいでしょう。》こう警告する。
 ワシャも誰が何と言っても、感受性の強い、共感性の強い、優しい性格だ!だから、映画「男たちの大和」を観たときには、のっけから泣き始め、2時間を泣き続けた。
 話が逸れた。エンパシーが強いために、メンタルヘルスの折に、参加者が自分の症状を講師に告白して相談したのを聞いて、それがうつってしまったのだ。
 このためにうつうつとした気持ちを抱いて、週末になってしまった。

 昨日、東京で日垣さん主催のセミナーがあった。これにはどうしても行きたい。言うことをきかない体に鞭を打つようにして、朝一番の新幹線に飛び乗った。
 結果、4時間半に及ぶセミナーと、その後の懇親会でワルシャワは「全快」したのだった。
 また、その快癒の経過は後ほどということで。