昨夜は、名古屋市金山で友だちと2011最後の忘年会をした。
でもね、行きあたりばったりで、予約もせずに金山の改札を出る。知っている店も何軒かあるので、どこかには入れるだろうと高を括っていた。
さあて、1軒目、以前に知人に教えてもらった店で、そこにはフグがある。アスナル金山を抜けて、伏見通りをまたぐ陸橋をわたり、金山プラザホテルの1階にある「千里」
http://www.wasyoku-senri.com/info.html
という店に行く。暖簾をくぐると大将が「ごめん、満席ですわ」と言うではあ〜りませんか。残念だが仕方がない。外まで出てきて見送る大将に礼を言って、次なる店に向かった。
次は、何度も使っている「木曽屋」
http://g.pia.co.jp/shop/6717
である。ここにはフグはないけれど、名物の「りんご牛陶板焼」が美味い。暖簾をくぐると大将が「ごめん、満席ですわ」とまた言うではあ〜りませんか。うーん、ここも駄目か。
でも、いいもんね。最近、ちょくちょく使っている「金山バード」
http://r.gnavi.co.jp/n203302/
がある。そこに行ってみようということになった。
市民会館を回りこんで、大津通りをわたって、金山バードの板戸を押して中に入る。いつもの店員が出てきて「ごめんなさい。今夜はいっぱいで……」と申し訳なさそうに言う。
ううむ、仕事納めの金山の夜を少々なめていたようだ。ずいぶん歩いたのでお腹が空いてきた。友だちは「お腹が空いて泣きそう」と言っている。
よっしゃぁ!もう一軒、当てがある。「そこに行くべし」と外に出る。
もう一軒の当ては、普通の居酒屋なのだが、そんな店でもいっぱいで入れなかった。これはどうしようもない。万策尽きたか……。諦めかけて天を仰ぐワルシャワだった。
西の空には、白鳥座のデネブが輝いている。おや?もう一つ視界の中で輝いているものがあるぞ。
「札幌かに本家」
おおお、かに屋か。閃いた。かに屋は一文高いイメージがある。あそこなら空いているかもしれない、そう思って、仰々しいかに屋の玄関を入った。席は空いていた。読み通りである。
ようやく我々は、暖かい落ち着き場所を見つけた。ホント、夕べは風が無くて穏やかな夜でよかった。前日なら、途中で凍死するところだったわい。
本タラバや流氷かにを堪能し、1人あたり5000円程度だから、けっこうお得だった。災い転じて吉となす。金山あたりを散策したおかげで、1万2000歩も歩くことができたし、美味しいかににも巡り会えた。これでいいのだ。