モノの見えぬ人々 その3

(上から続く) 
ついつい「意見広告」の内容から離れてしまった。話しを元に戻す。「売国党」の皆さんはこう言われる。
「年間4.8兆円の自衛隊予算を東日本大震災の復興に充てろ」
 え?「売国党」の連中は、テレビを見ていなかったのか?自衛隊の皆さんがどれほどの活躍をしたのか知らないのか?
「今回の災害救援で、自衛隊員は、消防庁自治体職員、ボランティアの人々と共に大きな役割を果たしました。」
 なんだ、判っているじゃん。ちょこっと書きぶりには違和感はあるけどまあ良しとしよう。
「しかし、自衛隊が持つジェット戦闘機、ミサイル、イージス艦などは、災害援助の役には立ちません。」
 ほよ〜。。。。
自衛隊が日本に住む人びとを守るために存在するならば、戦争のために使うこれら高価な武器や艦船の予算は、すべて被災地復興に使うべき」
 ああ……これだ。イデオロギーに洗脳された人間は、恐ろしいことに客観的に物事を見るという思考活動がほぼできない。己の信じる金科玉条から一歩も踏み出すことができないのである。
 北朝鮮の核搭載可能なミサイル配備、尖閣諸島支那の蠕動、ロシアの北方領土へのミサイル配備、韓国の竹島不法占拠、これらの現実をどうするつもりなのだろう。守るべきは日本に住む人びとと、もう一つ日本の国土であることを忘れてはいけない。
軍隊を持たず不戦を掲げていたヨーロッパの某国が、ナチスドイツにあっという間に占領されたことを知らないのか。
「不戦」「平和友好」「軍備拡張反対」などなど、この意見広告に掲げるすべてをあなたたちの大好きな支那中国に突き付けてやりなさいよ。まず、そちらのほうが先だと思うのだがいかがかな。