責任の取り方が違う

 東京電力勝俣恒久会長、清水正孝社長ら経営陣が退陣する方針を固めた。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110418k0000m020127000c.html
 福島の原子力発電所がてんやわんやで目途すら立っていないのに、責任を取るかたちで6月の株主総会で「や〜めた」と言うんだとさ。
 本当にこの会長、それが潔い責任の取り方だと思っているのか。
「退職金だって辞退するんだぞ」
 と言われてもねぇ。
 世間では、勝俣会長の取る行動を「逃げ」と言う。卑怯者の典型的な動き方である。本来、この会長のすべきやり方は、福島原発に完全な目途が立ったときに、退職金どころか、自らの持っている全財産をはき出し、東電幹部、官僚、御用学者に範を示すことだろう。これが本当の意味での「腹を切る」ということである。