まず、これをご覧いただきたい。
http://takedanet.com/2011/04/47_afa2.html
中部大学の武田邦彦教授の警告である。
一つ戻ったトップページでは《ドイツとノルウェーの情報によると、福島原発の放射性物質が4月5日から7日にかけて日本全土に拡がる可能性が出てきました。データはあくまで予想ですが、ムダでも注意が必要です.》と注意を促す。
武田教授は、歯に衣を着せぬ物言いと、物事を単純化して解かりやすくして言うために誤解を受けてしまうが、凡百の研究者の中でも出色の人物だと思っている。彼の著書はほぼ読んだし、彼を批判する本もたいていは当たったつもりだが、軍配は武田教授に上げざるを得ないと思う。
その人がドイツ気象サービス(DWD)の放射能汚染物質の風による拡散予報を引いて丁寧な解説を加えている。
武田教授に依れば、風に乗った放射能汚染物質が、4月5日から7日にかけて西日本全域に拡散する可能性があるというのだ。もちろん「風」が相手だから、どう吹き、どう流れるなどが正確に捉えられるものではない。あくまでもシミュレーションでしかないことを念頭においていただきたい。
そして《今回限りであれば、長期的にも、赤ちゃんにも、妊婦にも問題はない。》と言われている。この放射能の拡散で被曝したとしても、「今回限り」であれば問題はない。武田教授は論末にこう付け加えている。
《「ずっと続けて被曝する」というのが恐ろしいので、一時的な被曝はあまり影響がないということです。でも、被曝は少なくしておくのが良いので、自衛してください。》
皆さん、自衛しましょうね。
ついでにドイツ気象サービス(DWD)
http://www.dwd.de/
もご紹介しておきますね。ワシャはドイツ語が読めないので文章のほうはよく解らない。それでも下のほうにページダウンしていただくと図があると思うんですが、それを見ていただくと、時間とともに汚染区域が薄まりながら拡散していく様子がよく解るでしょ。
(下に続く)