こわいオジサンは絶滅危惧種?

 昨日のこんなことがあった。
 ワシャの街には「西友」があって、夏休み末のこの時期ともなると、暇を持て余したガキがうじょうじょ集まっている。そんなガキの一人と「西友」の脇を走る自転車専用道路ですれ違った。
 ワシャが自転車道を快走していると「西友」に通じる脇道からヤツは突然自転車で飛び出してきた。市内の中学校のジャージを着ているところをみると、どこかの中学校に対外試合に行った帰りなんだろう。茶色の髪の毛を見ればヤツが普通の中学生でないことは一目瞭然だ。顔は貧相で、どことなくカメムシのような面差しである(ってどんな顔やねん!)。ヤツは「西友」で何か飲み物を買ってきたんでしょう。自転車に乗りながら器用に蓋を開けている。そして、その蓋を道路わきの植え込みにポイと捨てた。ちょうど、ワシャとすれ違う寸前にである。スイッチが入った。
「クワラッ!ゴミを捨てるな!!」
 ヤツは、見ず知らずのオッサンにすれ違いざまに怒鳴られるとは思わなかった。だから鳩が豆鉄砲を食らったような、いやいや、カメムシが消毒薬を食らったような顔をして、猛ダッシュで逃げて行った。
 職場にもどってそのことを部下に話すと、
ワルシャワさんの正義感もわかるけど、相手が悪いと刺されますよ」
 と忠告された。
 そういえばこの間も自転車道の真ん中に中学生が5人自転車を停めてだべっているのに遭遇し「邪魔だ!」と一喝したこともあった。ヤツらが何も仕掛けてこなかったからよかったようなものの、襲ってきたら中学生と言えども手強わかっただろう。う〜む、注意をするのにも注意を要するとは、注意一秒怪我一生だな。なんのこっちゃ。
(下にもあります)