人のために働く人・・・・・・その2

(上から続く)
 ピースボードに代表される左巻き人権派の皆さんが、声高に叫ぶ格差の是正。貧困にあえぐ人々にはとくに手厚い生活保護をしなければいけませんよね。自力で生活をしている一般市民は自分の銭を使って季節性のインフルエンザの予防接種をすればいいんだけど、生活保護を受けておられる皆様は、病気になったら一大事ですから、国が全額無料で注射をして差し上げます。
 某自治体では無料予防接種対象者が1000人いるんだけれど、実際に予防接種をしたのはたったの50人だったとさ。5%しか受けていない。なぜだろう。それはね、現金支給ではないからである。予防接種を受けるための現金を支給します、ということになれば1000人は雲霞のごとく窓口に押し寄せ、その金銭を受け取っていくだろう。その金で予防接種をするかどうかは別としてね。
 しかし自治体では予防接種を受けるための「予約券」を配布することになったから、5%の人間しかやって来なかった。これが現実である。まぁおかげで何千円×950人分の税金が無駄に使われなくてよかったわけですけどね。

 ひたいに汗して働く人がいいのか、爺さまの亡骸を30年も放置して、その遺族年金で食うのがいいのか、人様のお恵みで遊んで暮らすのがいいのか、どれがいいんでしょうね。人としての矜持があれば簡単な選択なんですが、その簡単な選択すらできない輩が増殖しているのは間違いない。嗚呼、已んぬる哉。