「君をのせて」と「そんな女のひとりごと」

 昨日、自転車で走りながらあるアニメソングを歌っていた。
「あの地平線〜輝くのは〜〜♪ とーさんが残した 熱い想い〜かーさんがくれた あのまなざし〜〜♪」
 この歌を口ずさんで、はっとした。実はこの歌、ワシャの中では初秋に歌う歌なのだ。それを初夏に口ずさむとは……。
 あまりに空が高く、青く、群青の海を、搭状雲(とうじょううん:小さな雲のこぶが連なったもの)が流れていく。やや強い風が爽やかだった。
 夕べは、肌寒く、はねていた毛布をまた敷き直しましたぞ。もちろん今も足下には電気ストーブが点いている。
 CO2が地球温暖化の主犯だと主張する環境主義者どもは、この状況をどう説明するのだろうか。
「いろいろな要素が複雑に絡みあって気象というものが成り立っているので一時的に寒くなることもある」とでも言うのだろうか。だったらCO2の排出だけを責めるのはやめろよ。CO2以外の要因で暑くなったり寒くなったりするなら、今、狂気のように進めているCO2削減ってなんだという話だ。
 科学者のパトリック・マイケルズは言う。
「最善の方策は、現在のたいへん穏やかな気候変化と共存し、経済的発展を促していくことだ。そうすることで、将来、もっと効果的な技術に投資できるだけの資本が生まれるだろう」
 そういうことなのだ。
アル・ゴアたちはCO2を削減するため(実際にはアル・ゴアの言ったとおりにしても減らないが)各国とも経済発展を停止せよと言っている。それがデマゴキーであることは間違いない。根拠も示さず、人民の恐怖ばかりをあおるやり方は詐欺師そのものではないか。
昨日、登場したクラウス大統領は、マイケルズの発言を受けてこう書いている。
《要するに、環境保護には「賛成」だが、環境主義には「反対」ということだ。》
 まさにそのとおりである。

 クラウス大統領の本と一緒に、後藤忠政『憚りながら』(宝島社)を購入した。コラムニストの勝谷誠彦さんが絶賛していたが、確かに面白い。後藤さんは元暴力団後藤組の組長で、現在は得度して出家しておられる。その人が自身の半生を本にした。その中に、芸能人との交友について書いた部分がある。
《その頃は、芸能人のディナーショーとかもやったな。》
そう前置きして、何人かの芸能人の名前を挙げた。その中に「元大関の増位山」の名前もあった。清見潟親方は三保ヶ関(増位山)部屋所属である。木瀬親方も元々三保ヶ関部屋の力士で系列の親方でもある。今回の大相撲の維持員席の件も三保ヶ関だから出るべくして出たのでは……。