2006年9月26日のことである。えええ!たった3年前の話かいな。自民党の安倍晋三総裁が、衆参両院の首相指名投票で第90代首相に選ばれて、自民、公明の連立内閣を発足させたのは。
組閣の際の、安倍首相の発言を思い出して欲しい。と言っても思い出せませんよね。こう言ったんですよ。
「老・壮・青のバランスのとれたチームにしたい」
おやー?どこかで聞いたセリフのような……と思ったら、今度の自民党総裁選に立候補している谷垣さんが、同じことを連呼していたっけ。3年経過しても、まったく成長していないんだね。
3年前の新聞を引っ張り出してきて読んでいる。
《出身派閥の森派会長の森元首相とひそかに相談した末、幹事長は党内に幅広い人脈のある同派幹部の中川秀直氏に落ち着いた。》
《森元首相自宅を安部氏がこっそり訪れた。》
《安部氏は同じ森派の若林氏の代わりに別の若手産院議員の名を挙げた。森氏は「そんなことはおやりなさんな」といさめた(中略)最後は安部氏が折れた。》
前首相の小泉さんが無責任だから、元首相の阿呆がやりたい放題だった。
そして2007年9月25日、福田首相が誕生する。この時の内閣人事は「派閥・バランス配慮型」で「老・壮・青バランスのとれた」安倍さんの閣僚をそのまま踏襲している。
今度は2年前の新聞を引っ張り出してきた。これは下のほうから引っ張り出したので新聞紙の山が崩れてもう少しで生き埋めになるところだったわい。福田さんの笑顔に押し潰されたら死んでも死にきれん。
おんや〜、ここにも森ドンの影がチラホラしていますぞ。
《森元首相は組閣前夜、米国に向かう機内で記者団に、同派会長の町村氏の起用を示唆》
(下に続く)