自民の癌 その1

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090919-00000543-san-pol
 自民の総裁選に3氏が立候補している。
 ところで西村康稔って誰やねん?兵庫2区で46歳、当選は2回目、東京大学卒……ワシャは残念ながらこの人のことを『国会便覧』に書いてある程度のことしか知らない。それにしてもこんな若手(当選3回)が自民党の総裁選に出るというのは初のことだろう。通常であれば派閥の領袖が許さないし、まず20人の推薦人が確保できない。それがあっという間に推薦人が現れて、党になんの貢献もしていない知名度もまったくない若者を総裁選に担ぎ出してしまった。こんなことは自民党の長い歴史を振り返ってもなかったことだ。こういったイレギュラーなことが起きた場合、「何か裏があるな」と思ったほうがいい。
 今朝の新聞に「若手同士で火花」という見出しがあってそこにこう書いてある。
《西村氏は、森氏らベテラン勢の覚えがよく「若手分断のため擁立された」との見方がある。》
 なあんだ、やっぱりそういうことか。
 河野太郎氏は、森元首相や青木参議院自民のドン青木幹雄氏を名指しで批判している。これを阻止すべく森ドンが裏工作して西村氏を立候補させたということらしい。森喜朗、まだこんなことをして遊んでいるのか。
 ちなみに西村氏はもちろん二世議員である。岳父が自治大臣を務めた吹田あきら氏。また、証券取引法違反で逮捕された村上ファンドの欽ちゃんは西村氏の灘高、東大、通産省の先輩であり、西村氏の資金管理団体に1500万円の資金が流れている。ふふふ、臭う臭う。
(下に続く)