麻生主相が大阪市内で記者団の質問に答えてこう言った。
「８月に入って地方遊説を始め、街頭で直接話をさせていただいた数、15万人前後だと思います。熱心に聞いていただく、立ち去って減っていくことがない、若い人の数が今までに比べてかなり多いなど、反応は悪くない」
違うと思うよ。
26日午前11時過ぎ、麻生さんは愛知県安城市のイトーヨーカドーの前で街頭演説を行った。ここにワシャの知人も行っている。彼は自民党支持者ではないが、麻生さんを取り囲んだ聴衆の中にいた。「なんで行ったの？」と尋ねると、「だってなかなか生の首相なんて見られないじゃん」と答える。な〜んだ、物珍しかっただけか。
知人の分析によれば、自民系の動員とパンダが見たい野次馬でほぼ100％だろうという話だった。
思い起こせば知立市長選の駅前での街頭演説がそうだった。現職の保守系市長が立った時、知立駅前の広場は動員をかけられた人人人で埋まった。その街頭演説が終了し、新人の対立候補が街頭に立った時、広場は閑散としていた。しかし、選挙結果は新人の圧勝だった。
麻生さんという人はきっと「いい人」なんだろうね。人に楽しんでもらおうというサービス精神が旺盛だからついつい余分なことを口走ってしまう。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090827k0000m010011000c.html
1年前の岡崎豪雨で失言したことを、演説の冒頭で謝るつもりだったのを、コロッと忘れて、誰かに指摘されたんでしょうね。
《演説が終わるころ、首相はようやく「昨年の豪雨の話は一部で誤解を得た。申し訳ありませんでした」と陳謝。「最初に言う予定が、すっかり忘れて申し訳ありません」と重ねて謝り、聴衆から失笑も漏れた。》
自民党も大変だ。
