不幸と幸福 その1

 酒井法子の父親は暴力団だった。旦那は性根の腐った真性の遊び人だ。そしてのりピーをかくまっていた建設会社会長というのがこんな人物だった。
 夕べのテレビニュースでのりピー関連のインタビューに答えていた。そこでこの人、「オレオレ」を連発する。
「オレはね、行ってたらいいんじゃねーかと言ったんだ」
「だったら行きなってことになったわけだ」
「オレは、あの娘とは20年来の付き合いなんだ」
 話を聴いていて不快になった。この人、言葉使いが極めて悪い。T.P.O.をわきまえて話のできない人間は「バカ」と思っている。この建設会社会長、金は持っているかもしれないが教養は持ち合わせていない。もっともお近づきになりたくないタイプである。
 こんな連中に囲まれていて、のりピーが幸せになれるわけがない。彼女は不幸になるべくしてなった。
(下に続く)