夢の話 その1

 昨日、早めに就寝したおかげで今朝はかなり調子がよくなった。でも、眠りが浅かったせいか、長い夢を見た。
 場所はどこだろう。和室には違いないのだが、大磯の別邸ではなかった。多分、ワシャの記憶の中にある場所なのだろうがどこなのか思い出せない。
 ま、いいや。それでね、そこに炬燵があってその両側に爺さんがいる。観察者であるワシャから見て左側が吉田茂で右側が金丸信だった。話題は政局の話などと言う生臭いものではなく、ワシャが吉田茂から借りて着ている朱色の長袖シャツのことだった。吉田茂は、「そのシャツを着るのは構わないが、脱いだらたたんでおいてくれ」というようなことを言った。ワシャがシャツを脱いで、きちんとたたんで「これでいいか」と確認すると「それでいい」と答えた。
 ふと気がつくと和室の壁際には20人ほどが正座して並んでいる。政治家の顔もいくつかある。岸信介田中角栄が印象に残っている。その中のパセリくんなんかも混じっていて、笑える。
(下に続く)