官僚の嫌がる政治家がいい政治家

 麻生首相は国民の人気はないが官僚には支持されている。なにせ「官僚は使いこなすもの」と大口を叩きながら、官僚にいいように使い回されている阿呆な人も珍しい。官僚にとってはおだてておけば便利な人なのだ。
 東京都副知事猪瀬直樹さんはこのあたりの麻生さんの脆弱性を「知的な握力がない」からだと斬って捨てている。うまいことを言う。麻生さんや鴻池さんに代表される知的握力のない夜郎自大なボンボンがもっとも扱いやすい人種なんでしょうね。
 その点、名古屋市長の河村さんは徹底的に官僚から嫌われていた。仲間の知的握力のない議員からも疎まれる存在だから本物だ。このまま名古屋を牛耳っている地方官僚たちからも蛇蝎の如く嫌われる存在になっていって欲しい。ただね、昨日も東京のテレビ局まで足を運んで、名古屋の食材を紹介していたが、そんな東国原なことをしなくてもいい。名古屋市と宮崎県では置かれた状況が全く違うのだ。そんなくだらないことをやっている暇があったら市役所で職員に睨みを利かさんかい。

 官僚が嫌がる「知的握力」の強い政治家を永田町に送り込まなければ日本のあしたは見えてこないだろう。ワシャがアホだからよく解るが、軍事官僚の東條英機のようにテストの点数のいい秀才と議論をしていると頭がしびれてくる。そして議論が終わった後にはぐったりと疲れきってしまう。だから、いかにも「知的握力」のなさそうな横峯良郎先生(参)や神取忍先生(参)、ワシャの地元で言えば愛知6区の丹羽秀樹先生には大変だと思いまっせ。
 国民の代表である政治家は「知的握力」を身に付けて亡国の官僚どもと対決せよ。
「知的握力」のない政治家はさっさと退場せい。