政府筋て、どこの筋肉やねん?(迎撃は不可能発言)

 WBCで「侍ジャパン」が韓国を破って連覇した。勝利の余韻に浸っていたら、こんな詰まらないニュースに触れていい気分が台無しになった。
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20090323-474623.html
 この「政府筋」という輩は、北朝鮮弾道ミサイルを発射した場合、日本のミサイル防衛システムでは迎撃できないと公言してしまった。このバカの利敵発言の悪影響は計り知れない。
 まず、日本と北朝鮮との間で、行われている駆け引きに冷水を浴びせた。
「発射したら撃ち落すぞ」と、睨み合っている後ろから、「そんなもの当たりまへんで」と言ったわけで、北朝鮮にしてみれば「なぁんだ、ブラフかい」と一安心だ。敵を安堵させてどうする。
 2点目は、「ピストルの弾をピストルで撃ち落せるはずがない」、「成功したのは『今から撃ちますよ』と言ってくれるからだ」と、「政府筋」は言っているが、ならば、なんでそんなものを高い金を払って導入しているんだ。日本国民はお守り札を買っているわけじゃないんだぞ。「政府筋」はここに至って、売国発言をする前に、導入検討の段階でそう発言するべきではないのか。それをせすに巨額な予算をアメリカの兵器会社に流しておいて「あれは役に立ちまへんで」という発言は絶対におかしい。
 3点目はどうでもいいことだが、このバカの発言には矛盾がある。最初の発言では「ピストルの弾をピストルで撃ち落せるはずがない」と言っているにも関わらず、「成功したのは……」とも言っている。「できない」と言っておきながら「成功した」って、お前、何が言いたいんだ。「ミサイル防衛を否定するためには、何でも言い散らかす」という姿勢が見え見えだ。
 政府筋、名を名乗れ。