（上から続く）
現在、北朝鮮はテポドンの発射を急いでいる。中国は2隻の原子力空母を2020年までに建造すると明言している。本格的な太平洋進出を念頭に置いていることは間違いない。ロシアは北方領土を占領したままテコでも動きそうにないし、竹島は韓国軍に実効支配されたままだ。こういった現実から目を背け「話し合いと笑顔さえあれば平和になる」「平和平和と唱えれば平和になる」などと思っている輩は「平和バカ」と断言していい。
世界歴史を振りかえれ。国際社会というのは必ずしも公正と信義だけでは動かされてはいないことがわかるだろう。この瞬間も「国益を守るため」と称して武力が行使され、どれだけの無辜の命が奪われていることか……そういったことをすべて踏まえた上で、「平和とはなんだろう」ということを考えたほうが賢明ではないだろうか。
