読書は地球を救うか

 ワシャ(私)は思うところがあって、2008年に入ってから環境に関連する本を5mほど読んだ。おかげで環境については朧げながらではあるが何となくわかったような気がしている。環境の前には地震に興味を持っていた。地震直後の新潟県中越能登半島の被災地に入るほどのめり込んだ。もちろん本も4mほど読んだが、結構ためになりましたぞ。
 この極端な読書行動は、実はお手本がある。作家の日垣隆さんである。彼は言う。
「対象について無知だから、この程度のことは全力で集中的にやらざるをえないのです」
 ちょっとした事情があって、今度は「うつ病」関連の本を読むことにした。取り敢えず本日から書店や古本屋を回って、その関連の本を集めることにする。まぁ100冊も読めば何事かが見えてくるだろう。
 対象について論文を一本書きたいとか、その知識を誰かのために役立てたいとか思ったら100冊くらいは屁の河童、厚さにしてたかが2mくらいのことですから早速取り掛かることに決めた。
 まずは日垣さんのメルマガに取っ掛かりを求めよう。確か2年くらい前に「ウツ病」について書いた文章があったような気がする。膨大な「日垣資料」と格闘し、2006年9月のメルマガに「ウツ病にならない、なっても必ず克つために」という一章が起草してあるのを探し当てた。そしてすぐに読みましたぞ。
 日垣さんは言う。
「ウツは誰もがなりうる。そして確実に避ける方法はない」
 そして、日垣さんはウツウツの気分から脱出するために、ウツに関する大量の本を読んで、自分を客観視する努力を続けたそうだ。しかし、これは日垣隆という特殊な人間だからできることであって、普通の人は真似しない方がよいでしょう。普通の人には「無理をしないことと笑うこと」が完治への最短距離だと書いてあった。多分、そんなところだとワシャも思う。
 この文章の中に、上田紀行スリランカの悪魔祓い』(徳間書店)が紹介してあった。集団の力でウツを治すスリランカのお話である。もちろんネットで注文した。
 それから昨日の帰りに近所の本屋を物色して、脚本家の一色伸行が書いたうつ病体験記『うつから帰って参りました』(アスコム)があったので購入した。只今、パソコンを打つ合間に読んでいる。器用でしょ。
 そして間もなくワシャの本棚のブックオフが開店する。午前10時になったら突入じゃ。ダッハッハッハ!