彼岸に読書 その2

(上から読んでね)
 帰路、本屋があったので立ち寄る。
石黒圭『文章は接続詞で決まる』(光文社新書
養老孟司/竹村公太郎『本質を見抜く力 環境・食料・エネルギー』(PHP新書)
成毛眞『本は10冊同時に読め!』(三笠書房
橋本治『大江戸歌舞伎はこんなもの』(ちくま文庫
杉浦日向子『YASUJI東京』(ちくま文庫
杉浦日向子東のエデン』(ちくま文庫
栗原俊雄『戦艦大和』(岩波新書
 を購入した。
 夕方から酒も飲まずに読書にいそしむ。『戦艦大和』は、先日、「男たちの大和」を観たばかりだったので興味深く読めましたぞ。あの大和から生還した23人の証言で構成されている。「大和」好きにはこたえられまへんで。
『本質を見抜く力』は養老さんと元国土交通省の官僚との対談だ。二人は微妙なずれを見せながらも、環境問題などに斬りこんでいく楽しい本だ。
《何にせよ、温暖化は地球が寒冷化するよりましですよ。なぜなら、化石エネルギーが枯渇し、エネルギー価格が高騰していく未来で、地球が寒冷化していくなんて耐えられないですもの。》
 なるほど。
 収穫は『本は10冊同時に読め!』だった。これは極端な本だがためになりましたぞ。
 杉浦日向子の2冊は漫画だからあっというまに片付けた。『大江戸歌舞伎はこんなもの』を持って蒲団にもぐりこんだが、本を読みながら寝てしまった。だから、昨日の収穫は、新書系3冊、漫画2冊ということになる。これを都合5時間で読んだわけだ。
 先日、司馬遼太郎の『この国のかたち』の第一巻を贈呈したKくん、頑張って読んでね。ムフフフフ……