中学校を見直せ

 今朝の新聞に《中学受験 愛知熱く》という記事があった。今まで公立優位だった中学校進学が変化し、関東、関西圏のように私学受験者が増加しているという。その理由として「落ち着いた環境で学ばせたい」というものが挙げられる。確かに最近の中学校は勉学をするには、ちと環境がよろしくない。
 例えば昨日の話題に出てきたK中学校である。この地域にはトヨタの下請が多いので、必然的に外国人が流入する。だから中学校にも日本語が話せない外国人子弟が増えた。外国人ばかりではない。日本人だってろくすっぽ日本語が読めないバカはいる。もちろん公立中学校だからそいつらも堂々と校門をくぐって給食を食いに来るわけだ。
 昔はよかった。バカはバカなりに自覚していて、授業中は、秀才たちの邪魔をしないよう遠慮しながら机に向かっていたものだ。だから、授業は静かだった。それがどうだ。今ではバカがバカであることの権利を主張するようになったから、教室は収拾がつかなくなっている。
 先生は外国人の指導に手を取られ、バカをなだめるのにストレスを貯め、これじゃあ普通に勉強をしたい子どもたちに割く時間は減る一方ですな。そのことを利口な親は鋭く察知し、子どもを塾通いさせるようになる。また金銭的余裕のある家庭は,くそみそごっちゃの公立に早々に見切りをつけて私学に子弟を通わせるということになる。
 金銭的に余裕のある連中はいい。塾でも私学でも避難する先があるからね。でも、そうやって格差が拡がっていくと、貧乏だけどやる気のある子供たちを切り捨ててしまうことにならないだろうか。バカに個性や人権を認めて優遇する前に、こういった子供たちを救うべきではないのか。
 救済方法は簡単だ。中学校を「習熟度別クラス編成」にすればいい。入学時に一斉テストをして上位から順番にA、B,C……とクラス分けしていくだけである。Aクラスは秀才ばかりだから落ち着いて勉強ができるし、最下位クラスは課題を下げることによってわかり易い授業をすることができる。
 すでに塾や私学ではこの方式が普通となっているにも関わらず、公立中学校ではこんな簡単なことができない。やっぱり教育委員会がバカだからだろうか。