地球温暖化だってウソだらけ?

 楽しい宴会だったので、ついつい飲み過ぎてしまった。脳味噌がアルコール漬けになり、ずーっと世界のナベアツ3状態だった。酒が抜け、まともになるのに丸1日掛かったわい。

 急に真面目になる。
「文藝春秋」の8月号にジャーナリストの櫻井よしこと物理学者の松井孝典の対談が載っている。この中で二人は、国やマスコミが環境原理主義者の尻馬に乗って危機を煽るものだから、科学的知見によらず情緒に流れている「環境問題」に対して警鐘を鳴らしている。
《マスコミは、どんな話もみんな温暖化に結びつけて、危機を煽りたてているのですから、ひどいものです。現在、言われている砂漠化は、放牧など人間圏の拡大がもたらしたものが主な原因であって、温暖化によって地球全体が砂漠化することは起こり得ません。》
 また、日垣隆『定説だってウソだらけ』(WAC)に、日垣さんと早稲田大学池田清彦教授の対談が載っている。「ダイオキシン騒動」や「環境ホルモン騒動」を例にあげて、CO2削減に暴走する現在の状況を二人は憂えている。
《「環境を守るためには、CO2を削減しなければいけません」と誰かが言い出した瞬間、異論を許さずCO2削減の一辺倒になってしまいました。》
 池田教授が環境省のつくる審議会にある団体から推薦されたが、歯に衣着せぬ人物がメンバーに入って混乱することを懸念した環境官僚があわてて却下したというエピソードも紹介されている。
 こんな連中がCO2削減の旗を振っているのだから、どうしても疑ってみたくなっちゃうよね。
 もう一つ、小林よしのり『誇りある沖縄へ』(小学館)のあとがきに沖縄の平和運動家たちについて触れた文章がある。
《「最近の若者は小林よしのりの『戦争論』や『沖縄論』を読んでいる、実に嘆かわしい」「『沖縄論』なんて読む暇がない」といったことを平気で語ったりする大学の研究者や教師、平和教育関係者がいる。私に「小林よしのりに協力することは沖縄にとって良くないことだからやめた方がいい」と忠告してくれた人も「小林よしのりの本なんて読んだことがない」と言い切ってしまう。》
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427365&log=20080625
 6月25日に、自分と違う意見を持つ武田邦彦教授の本を「いっさい読まない」と断言した著名な環境団体の代表の話を書いた。いろいろな人の本を読めば読むほど、そいつがいかがわしく見えてくるのはワシャだけだろうか。