顔が悪い(1)

 船場吉兆の湯木佐知子、この女将の人相が悪い。この顔は損だ。ずいぶん人を陥れ、見下し、金にまみれてきた顔だね。これが看板では船場吉兆は遠からず潰れるだろう。例えば沢口靖子が女将だったら、世間の印象もずいぶんと変わってくる。沢口は極端だが、もう少し若くて正直な顔を持った若女将はいなかったのか。これだけ世間受けの悪い老婆を社長に据えたということは、余程、創業家が経営を手放したくなかったんだな。それが見え見えだけに滑稽ですらある。

 東京福祉大学の総長中島恒雄の人相も悪い。たっぷり脂身をあごに垂らし、だらしのない口元にわがままそうな眼差しをぶら下げた男は、ハーバード大学に招聘されたことを学生にひけらかしていたという。これほどわかりやすいバカも珍しい。学生たちからも評判のバカだったらしいから、どうしようもない。本採用を餌にして女性教員に襲いかかるとは、こいつ鬼畜か?恥を知れと言いたいが、こういう輩に限って面の皮が異様に厚い。

 セクハラ総長がらみではもう一人顔の悪いヤツがいる。大学事務局のお詫び会見の時のことだ。事務局の課長が一分足らずのお詫び会見をして、そそくさと会見を切り上げようとした。その時、一人の記者が「もう終わるのか」と食い下がった。課長は困って、記者たちの後ろにいるスーツ姿のオッサンをすがるような目で見ていた。そのオッサンは口の前で人差し指を交差してバツを作って課長の口を封じた。テレビカメラは記者たちに紛れてブロックサインを出しているオッサンをばっちり映していた。多分、課長の上司で、部長か局長だろう。船場吉兆のお詫び会見の時の、佐知子女将とまったく同じことをしていた。このオッサンの顔も悪い。

 ついでに、守屋事務次官も人相が悪いよね。顎に脂肪をぶら下げて、卑しい光を放つ目に、横柄そうなへの字口、いかにもこずるいことをしてそうな顔だ。
(下に続く)