非常持ち出し袋

 明日は「防災とボランティアの日」である。あららら、あの悲惨な大震災からもう13年も経つのか。光陰まさに矢の如しだわい。
 せっかくの機会なので(?)今日は見出しの「非常持ち出し袋」について考えたい。首都圏大地震、スーパー東海地震南海トラフ地震を生き残りたい方は心して読まれよ。
 地震災害において、事前の備えが有効であることは間違いない。とくに建物の耐震化、家具の転倒防止は極めて効果的である。あなたの寝室に立ちの高い家具があるなら転倒防止を施すか、あるいは他の部屋に移動することをお薦めする。人間は寝ているときがもっとも無防備である。意識があれば不意の地震に身構えることができるが、寝ていてはどうしようもないからね。
 そして枕元には1次持ち出しの袋を置いておくと、あなたの生存率は高くなりますぞ。ワシャの枕元にも一袋常備してある。中身を紹介しよう。

ヘルメット(持ち出し袋の外にぶら下げてある)
靴( 〃 )
飲料水(1000cc)
非常食(カロリーメイト1、ソイジョイ3、乾パン1、ウイダーインゼリー1)
懐中電灯(携帯電話充電器兼用)
携帯ラジオ(予備の電池)
ホイッスル
マスク
メモ
筆記具(ボールペン、油性マジック)
便袋
ビニール袋(大1、小2)
ライター
カッターナイフ
ガムテープ
ティッシュ
タオル
救急医療品セット(オキシドール、ガーゼマスク[ガーゼとしてもマスクとしても使える]、包帯、絆創膏、熱サマシート)
軍手
現金
健康保険証のコピー
ハンドマイク(ワシャはハンドマイクを持つと元気になるんですな)
 
 その他、女性の場合は生理用品なども必需だ。小さな子どものいる家庭では子どもに必要なものも発生してくるだろう。このあたりは、国崎信江『地震からわが子を守る防災の本』(リベルタ出版)に詳しい。
 一次の非常持ち出し袋は基本的に自分が3日間生き残るためには何が必要かということを念頭において考えよう。ただしあれもこれもと詰めこみすぎて、重量オーバーになってしまうのはだめだ。最低限必要なものだけで10キロ程度にまとめたい。そして気をつけなければいけないことはあなたの必要なものを揃えるということである。ワシャに必要なものが、必ずしもあなたに必要だとは限らない。人それぞれなのだ。上記のリストに拘泥せず、あなた独自の持ち出し袋を揃えましょうね。
 大地震葉はもうそこまで迫っておりますぞ。フッフッフ……