安い酒は悪酔いする

 いやー、今日の二日酔いは凄かった。現在、午後10時40分を過ぎたところだが、ようやく人心地がついてきた。
 昨日はお得意様を招いての100人ほどの宴会があった。田舎の宴だから酒が出るわ出るわ。接待する会社の人間は18人、肩書きでワシャより下は5人しかいなかった。故に注がれる一方の飲み会である。ワシャは基本的に酒は強くない。パソコンの前で「ドッヒャー!」と言っている方もあると思うが、ワシャは酒が好きなんだけど、量が飲めないのだ。本当は美味しい芋焼酎が三杯ほどあればいい。
 でも、アホでお調子者だから注がれるとついつい飲んでしまう。翌日、調子が悪くなるのがわかっているのに、「どもども」とか言いながらぐい飲みをグイッと干してしまうんですな。
 膳にミニすき焼きがのっていたが、結局、注ぎに回っていたので(というより、実質は注がれに回っていた)自分の膳の料理はほとんど手付かずだ。当然、すき焼きも食べられない。すき焼きの玉子があったので、それを帰りしなにYシャツの胸ポケットに入れた。なんでそんなことをしたのかよくわからない。もったいないと思ったのかなぁ。
 料亭の玄関で酔っ払ったお客の一人がワシャに抱きついてきた。胸のあたりでグチャという音がしたような、しなかったような……