ミシュラン

 勝谷誠彦さんが『ミシュラン東京版』に疑問を呈している。どうも怪しいらしい。もちろんワシャはそんなものを端から信用していないので読まないのだけれど、テレビで三ツ星に輝いた食堂(笑)を紹介していたが、いかにも高級そうで庶民のわっちにゃぁ居心地悪そうな、感じ悪そうな雰囲気でしたぞ。東京の食堂は15万軒あるんですが、その内14万8500軒は調査すらしていないんだから、なんなんでしょうね。まったく調査もせずに格付けをしても意味ないじゃん。どう考えても残りの99%の方に飛びっきり美味しいお店が隠れていそうですよ。

 だからこういう権威主義的なカイドより、勝谷誠彦『これ食べ!』(新潮社)や、来栖けい『美食の王様』(筑摩書房)の方がよっぽど信頼がおける。今度、上京したら『これ食べ!』の47ページに載っている「とらふぐ」の「ふぐ雑炊鍋」をいただこうかしらん。いやいや、『美食の王様』の192ページにある「らーめん天神下 大喜」の「うめしおらーめん」にするべいか。
 ワシャは居酒屋が好きなので、大竹聡『中央線で行く東京横断ホッピーマラソン』(酒とつまみ社(仮))の31ページに紹介されている千駄ヶ谷の「やまもとや」に行って、「もつ焼き」とホッピーでぐびぐびっと一杯というのがいいでしょう。あまりにも美味しいからぐびぐびぐびぐび飲み過ぎても、未だ酒乱にならず。故に未酒乱(ミシュラン)なーんちゃって。