義理のある宴席が重なってしまった。両方の宴会場の距離が遠ければ無理しなかったが、隣り合わせた店だったので、どっちもこっちも顔を出して宴会を盛り上げた。そのためにへとへとじゃ。
でもね、月、火、水、木とあちこちの部門のお偉方と激論につぐ激論(はたから見ていた友人は「ほぼ喧嘩だね」と言っていた)で、一歩も譲らなかった。「お前みたいな変わり者は見たことがない」と言われたし、「別の仕事に移った方がいいんじゃないか」とも言われた。
ある事業について考え方の違う他部門の部長が議論をしているときに「お前の直属部長に言いつけてやる」と言ったので「どうぞ」と言っておいた。
まぁそんなストレスの積み重ねがあって、お蔭様でW宴会のお酒を美味しくいただけましたぞ。酒を飲んで憂さでも晴らさねばやっていけまへんで。
作家の丸山健二は言う。
「酒はサラリーマンの飲み物です。他人に雇われ、こき使われ、対人関係のうんざりする泥沼に投げ込まれ、人生の鉤を握られてしまった人々にとっては、それはまさしく命の水なのです」
今日も命の水で脳細胞を破壊しながら仕事を続けるのであった。やれやれ。