北の湖よ、退陣せよ

 うえ〜ん(泣)深夜に大雨洪水警報が発令されたのじゃ。お陰でワシャは会社に出勤して朝まで警戒にあたっていた。眠い。
 しかし、そんなことはどうでもいい。問題は日本相撲協会のボケ理事長だ。このボケ、こともあろうに杉山邦博さん(元NHKアナウンサーで東京相撲記者クラブ会友)の取材証を剥奪した。アホか!
 杉山さんといえば、現役アナウンサーの頃から歯切れのいい物言いで、この人の相撲の実況にはずいぶんお世話になった。心の底から大相撲を愛しており、本場所では両国でも大阪でも名古屋でも福岡でも、真摯に土俵を見つめる姿が東通路脇の席にいつも見られた。バカ青龍問題では、あちこちの番組に出演され日本相撲協会に厳しい意見を提示し続けた。
 こんな相撲ファンの鑑のような人物を排除してしまうとは、日本相撲協会は腐りきっている。排除の理由もバカがとってつけたようなものだ。
《8月中旬の朝の民放情報番組で「朝青龍への処分に対しては弁護士や識者を入れて決めるべきだ」というコメンテーターの発言に杉山さんがうなずいたのは相撲協会批判にあたる。》
《テレビ出演の際の肩書が「相撲評論家」「相撲ジャーナリスト」となっているが、こうした立場の人には(記者でないので)取材証を発行できない。》
 大相撲の歴史を後世に残していく記録者としての杉山さんを排除することが、大相撲にとってどれほど痛手になるか、目先のことしか理解できないボケ理事長には解るまい。北の湖はもう少しまともな人物かと思ったが、どうしようもないボケだった。腰抜け、腰砕けもいいところだ。こうなったら一連の不祥事の責任をとって、バカを道連れにしてとっとと退陣してくれ。
 杉山さんを筆頭にして、現在の大相撲だけでなく大相撲の歴史を、文化を愛する多くの好角家が見限る前に、理性のある親方衆よ、反乱を起こせ。そして腐ってぶよぶよになったカボチャを排除してくれ。

 日本相撲協会の断罪に対して(協会の女性職員から「理事長から言われたので取材証を返してほしい」と言われると、杉山さんは「お立場も分かるので預けましょう」とその場で返還したという。おおお、ソクラテスのような人ではないか。
 それに比べて、膨らし粉でふくらませたようなアテナイ人とモンゴル人のみっともないことよ。恥を知れ。