大ボケ3人

亀田大毅
 ボクシングの団子三兄弟の次男、大毅が26日の公開計量の後に大口を叩いていた。
「今ならだれ(誰)とやっても負けへんな」
「オレのあいて(相手)にはたんか(担架)がひつよう(必要)や」
「オレのパンチはホンマにヤバい。なんせうちゅう(宇宙)一やからなぁ」
「今のオレはホンマにヤバい。ほか(他)にことば(言葉)が出てけえへん。どんなにさいあく(最悪)なじょうきょう(状況)になろうと、3ラウンド以上はないわ。ふつう(普通)にいけば、1ラウンドでお(終)わる」
「オレの強さは世界をこ(超)えてるからなぁ。オレのつよさに気づいてくれるかな?」
 そして昨日試合が終わった。
 結果は1ラウンドで終わらず、もちろん3ラウンドかかっても相手をリングに沈めることはできなかった。自称宇宙一強いガキは、8ラウンド戦い、兄同様、判定にもつれ込むというお粗末。実行できないんだったら大口を叩くんじゃない。それもたどたどしい日本語で。
 リングサイドにいたWBAの関係者は、誰も大毅の強さに気づかなかっただろう。残念だったね。
杉浦正健
 官房副長官として小泉さんの後ろにくっついてうろうろしていたのが功を奏して、第3次小泉改造内閣法務大臣になったのに、平成17年10月31日の記者会見でこう断言した。
「私は(死刑執行命令には)サインしません。」
「これは私の心の問題というか、宗教の問題というか、哲学の問題だ」
 だったらその信念を貫いて、死刑執行命令に署名するという職務がある法務大臣など受けなければいいじゃないか。信念はあっても、上がり大臣にどうしてもなりたかったということだ。潔くない男だね、まったく。
 この人の座右の銘に「和して同ぜず」というものがある。自身で出している本のタイトルにもなっている。大臣では和したけど、死刑執行命令には同ぜなかったんだね。
佐藤栄佐久
 佐藤福島県知事が引責辞任に追い込まれた。当然だ。だいたい一部の革新的知事を除いて、御神輿知事というのは脇が甘い。2003年の長女の政治資金規正法違反にからんで辞任した埼玉県知事とか、今、火の手が上がって大騒ぎになっている元岐阜県知事とかね。どうしても権力の集中する知事は暴走しがちである。2期8年くらいが妥当な線ではないだろうか。
 佐藤知事、職員には「梨花に冠を正さず、瓜田に履を入れず」と言ってきたそうだ。でも弟には梨も瓜も食い放題にしていたのね。