忙しいけれど充実した日 その2

(上から読んでね)
 おっと、話が逸れてしまった。現法務大臣の本の話でしたね。これもご多分に漏れず楽しい本でした。
 第1章は「政治を語る」と題して、今はなき(「亡き」ではありませんぞ。「泣き」です。お間違いなく)藤井孝男さんや、政界をやっと去った八代英太さんと、仰々しく対談をして、日本の将来を語っておられる。う〜む、先を見る目があるのか、ないのか……
 第3章は「ふるさとを語る」ということで、地盤の首長を何人も登場させているんだけど、本丸の岡崎市長は出ていないんですね。なんだか画竜点睛を欠く、という印象が残ってしまいました。
 この先生、選挙のスローガンに「100%ふるさとの仕事」というのを掲げられたことがあったんです。そのことに関して本人はこう言ってます。
《人によっては、ふるさとの仕事ばかりして国の仕事はやらないのか、と言われる方もあった。(中略)原点はふるさとにあるんだ、ふるさとの人にあるんだ、その原点を踏みはずさない仕事をする。これが根本です。》
 お見事!この先生、法務大臣の大事な職務である死刑の執行命令書に、法務大臣に就任して以来、ずーっと判子を押さないそうなんです。
 ホントに国政をしなかったんですね。ある意味で公約は守ったわけです。やれやれ。

 さてと、寝る前にもう1冊やっつけておくとするか。寝る前なので本はやさしいのがいいですね。池波正太郎真田太平記17』でも読むことにいたしましょう。丁度、慶長20年大坂城落城の巻です。てなことで失礼いたしやす。