鈴鹿散歩(2)

(上から読んでね)
 そしてなんと言っても「神戸城」である。
 鈴鹿市役所から西に500mほどにある公園の一角に石積みを残すのみだが、かつては織田信長の侵略に対して伊勢勢が死守をした要害だった。その後、幾多の大名を経て慶安4年(1651)に石川総長(ふさなが)が神戸城主として入城した。この総長の曽祖父家成が三河西野で生まれたと『寛政重修諸家譜』にある。碧海郡の西野というと、現在の安城市の北部に西野原という地名がある。あるいは石川氏のルーツはそこではなかろうかと想像を逞しくしている。

 仕事は夕方に終わった。どこかで一杯ということになり鈴鹿の仲間に地元でも有名な焼肉屋に連れていってもらう。「やよい」というどうってことのない名前の店なんですけどね、この店の塩ロースの美味いことといったらありゃしない。なんてったって店の名前の上に「究極の焼肉屋」って付いているんですから、凄いっすよ。リーズナブルで美味しい松坂牛を食べさせてくれまっせ。