耐震強度偽造問題で世間が喧しい。ヒューザーも平成設計も総合経営研究所も姉歯もそろいもそろって卑しいやつらばっかりでどうしようもないやね。
そんなやつらのことを話題にするとキーボードが腐るといけないのでヤンピにしておこう。
アホのことはさておき、鉄筋とコンクリートのことについて考えたい。
そもそも鉄筋コンクリート構造というのは、棒鋼(鉄筋)とコンクリートを組み合わせた構造体のことである。一部のオヤジたちは「鉄コン筋クリート」と言ったりして喜んでいる。(なんのこっちゃ)
この構造はけっこう優れもので、鉄の短所である錆やすいというところをアルカリ性のコンクリートが補い、脆いというコンクリートの弱点を鉄筋の柔軟性が補完しているのだ。相互がカバーしあって双方とも元の特性以上の強度を出している。構造体としては優秀なんですぞ。
それに比べて、姉歯、ヒューザー、イーホームズなどなどは組み合わせることによって益々脆弱になり下がった。鉄コン筋クリート様に恥ずかしくないのか!
おっと、話がまたアホに戻ってしまった。元に戻そう。
最近は鉄筋とコンクリートの接着力を増加させるために異形鉄筋(いけいてっきん)や異形棒鋼(いけいほうこう)を使用し、地震振動に対して鉄筋とコンクリートが一体となって対応するような構造になっている。これなら震度7がきても建物は倒壊しないのだ。
しかしアホどもが造った豪華マンションはゼニゼニゼニばっかりを追求した結果、震度5で倒壊する危険な凶器と化した。震度5ならゲタ履きで中村雅俊が住んでいそうなボロアパートでも壊れないんだぞ。
(「鉄筋とコンクリート(2)」に続く)