鉄筋とコンクリート(2)

(上から読んでね)
 しまった、また非揺詐痾の話になっちまったわい。話を戻す。
 地震に襲われたときの建物の役割というのは、倒れずに建物の中にライフスペースを確保し「人命」を守るということにある。だから耐震設計の思想として「極めて稀に起こる大地震の場合にも、垂直方向の支持柱が壊れずに上の階の重さを支えきる」というものがあるのだ。残念ながら姉歯が設計しヒューザーらインチキ業者の造った「柱」では上層階の重さは支えきれずマンションは崩壊するだろう。その上、テレビでヒューザーマンションを見る限り、最悪なことにただっぴろいリビングダイニングにはそのひ弱な柱すらない。一連のマンションは極めて危険だ。住人は震度5で圧死するかもしれない。子どもの学区が変わるとかわいそうだとか、移転先が今のマンションよりスペースが狭いから、などと御託を並べていられる状況ではない。一刻も早く腐れマンションから安全なところに避難すべきだ。今、地震がきて親子4人がコンクリートの梁の下敷きになってごらんなさいよ。学区も糞もないでしょう。
 重ねて残念なことは、手抜き工事をしても腐れマンションの鉄筋コンクリートの梁は人を押し潰すには充分な強度と重量を持っている。
 死んでも責任をとるといったヒューザーの社長は震度7に襲われたって倒れない家(自分の家は絶対に手抜き工事していない)に住んでいるので絶対に死なない。そんな責任もとらないやつより早く死んじまったんじゃぁ死んでも死にきれまへんでぇ。