昨日の仕事は午後10時に終わった。家に帰って入浴、食事、細々とした身の回りのことを片付けると深夜の1時を過ぎてしまう。本を読む時間なんてどこにもない。それでも新書と雑誌をもって寝床にもぐりこむのだが2ページも読まないうちに意識を失ってしまった。気がつけば朝だ。慢性的な寝不足だな・・・
こんな状態が長く続くと仕事のクオリティが下がってくる。そればかりか人生のクオリティを低下させてしまうことに対して憤りを感じてしまう。
内田樹だったか「現代は病気にならないと健康になれない」と言っていた。つまりこういうことである。
ワシャは今、病気ではないので仕事に駆られて非常に不健康な状況に立ち入っている。何年か前に左足を骨折したことがあるが、それで入院しているときは完全に仕事から解放されて精神的にはいたって健康だった。本だって病室で読みまくりましたぞ。食事もうまいし腰の調子も良くストレス発散のための酒も飲まなかったから顔色もよくなった。睡眠も充分にとれたからこの上なく健康体になった。でもね、退院して職場復帰した途端にもとの不健康な男に戻っちまった。
現代社会は病気にでもならないと休養はとれないということなんですね。ワシャの友人はまったく休養をとらないまま、仕事先のホテルで死んでしまった。やつが警告している。「気をつけろよ」と・・・