国政調査(予告)

 昨年、総務省の外郭団体「(財)日本統計協会」の主催で座談会が行われた。テーマは「平成17年国勢調査へ向けて」というもので、出席者は日本大学経済学部教授小川直宏氏、島根大学法文学部教授廣島清志氏、住友生命総合研究所常務取締役新村保子氏、総務省統計局長大林千一氏という面々だ。
 この会の冒頭に大林局長は言う。
国勢調査を取り巻く環境は悪化している。」
 なあんだ、知ってたんじゃない。
「いかに正確性を確保するか、あわせて個人情報保護の一層の徹底する必要がある。」
 そうなんだけど、「正確な調査」と「プライバシー」というのは相反する事柄なんだよね。これを並列して考えている間はまともな調査はできないでしょうね。
 全国で国勢調査のトラブルが頻発しているという。このあたりを含めて国勢調査というものについて、明日のブログで検証してみたい。