談合とテレビ(2)

 この告発した人、ついにサンデープロジェクトに出演を果たした。そこで参議院議員脇雅史氏に「談合はそんなに単純なものではない」と反論されて立ち往生してしまう。収録後、意気消沈して楽屋にもどった告発氏の携帯がタイミングよく鳴った。娘からの電話だった。
父「お父さん、テレビ慣れしてないから、本当はもっと言いたかったんだけどね」
娘「すごくかっこ良かったよ」
 涙ぐむ父親。
 ああ、ついに胡散臭さが4つになってしまったので、言おう。この番組は臭すぎる。これをドラマと呼ばずしてなにがドラマか。
 談合はもちろん良くない。それは非難されるべきものである。しかしテレビが社会正義を振りかざして、小さな地方都市を血祭りにあげるため、話を作り上げてはいないだろうか。スケープゴートと言ってもいい。
 最近、小耳に挟んだのだが、入札制度がフリーになって事業の質が落ちているという。随分と石が混じり始めたようだ。
 この問題は地元の事件でもあるので、今後も追跡してみようっと。