祝!日本 W杯出場決定

 主力を欠いてはいたが日本代表チームよく頑張った。それにしても北朝鮮の監督さん、亡命しなくて大丈夫だろうか。
 新聞各紙の一面がW杯日本代表のブルー一色に塗りつぶされている中、朝日新聞の「天声人語」が面白い。朝日が毛嫌いする石原都知事を貶めるために10代将軍の徳川家治を引き合いに出して「家治は田沼意次が政事を一手に裁いてしまうので暇だった。石原知事も週に2〜3日しか登庁しない。しかし都政の田沼意次だった腹心の副知事が辞めたので今後は登庁日が増えるだろう」と揶揄している。
 また大相撲の土俵に上がることばかり考えている太田大阪知事やクソ真面目だけが取り柄の神田愛知県知事の皆勤を例にとり、石原都知事にもっと都庁に登庁しろと言っている。
 バカか!知事の仕事が知事室や都庁だけで進んでいくと思っているのか?そう思っているとしたらこの天声人語氏、本当のバカだ。
 勝谷さんが指摘しているように
http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20050506
この天声人語氏は1度きり1日きりの尼崎取材で3日分のコラムを書いているのは明白である。生の情報が感じられるのは5月3日だけで、あとの4日、5日は朝日新聞本社の個室で鉛筆をペロペロ舐めながらでも書いている。「現場など出かけなくてもコラムなんか何本でも書けるもんね〜」というこの天声人語氏の出勤率は高いだろう。小手先だけでコラムを書く天声人語氏は、仕事とは本部(都庁)の個室(執務室)で座ってするのが正しいと思いこんでいる。この思いこみがそもそも間違っているからたわごとしか書けないのである。全国紙の一面コラムがこのレベルでは朝日も末期的だな。
 もう一つ、付け加えればこの天声人語氏、歴史を全く知らない。まず虎の威をかる狐の浜渦副知事と江戸時代でもっとも開明的な時代を生み出した田沼意次では比較にならない。この人の頭の中では「意次=悪い政治家」という旧態とした歴史認識しかないんだろうね。また徳川時代の後半の将軍たちは体制が磐石なのですることはないのが当たり前だ。家治は絵を書いたし、11代将軍の家斉は子づくりに励んだのである。背景そのものが違うものを比較しても意味がないよ。
 最近の天声人語はレベル低下が著しい。末期的といってもいい。そのあたりは日垣隆著「エースを出せ!」に詳しい。ご一読あれ。