読書会

 昨夜、刈谷市で定例的に開催するメンバー5人の小さな読書会に出席する。かれこれ9年続いている読書会で、すでに77冊の本を読んできた。ずいぶんと続いたものだ。
 今回の課題図書は「日垣隆『子育てが大事!』(信濃毎日新聞社、1,470円)」。
 まず話題になったのが、「それぞれが父親から施された子育てについて」ということだった。
 ワシャ(私)について言えば、厳格で短気な父親の下で、かなり過酷な幼児期、幼年期、少年期を過ごしてきたと思っていた。が、きいてみれば、他のメンバーも父親の存在(あるいは不存在)に少なからず振りまわされ、けっして安穏とした少年期を過ごしてきたのではないということが分かった。まぁ当たり前と言えば当たり前なのだが、それぞれにそれぞれの父親があり、家庭環境があるんだなぁと再認識させられた。
 次のネタは、「自分が子どもに施した子育てについて」ということで、これも5人とも違った子育て、子どもへのアプローチをしており、ワシャのやってきたことが必ずしも満足のいく「子育て」ではなかったので、メンバーの話は参考になった。
 ただ、残念なことにワシャは子育ての時期(4〜15歳)を終えている。長男は大学生で一人暮しをしているし、次男は大学受験で忙しい時期にさしかかっている。
「もう少し早くこの本に出会って、この議論をすることができればよかったのだが手遅れだ」とほざいたから、さあ大変、メンバーから集中放火を受けてしまった。
「子育てを諦めるな」、「まだ間に合う」というのだ。「東京の長男には手紙を書け」、「次男とはしっかり向き合え」と攻めるわ責めるわ。
 うるさいヤツらだがありがたかった。そうだな、長男とはここ2年くらいまともに顔を合わせていないし、話もしていない。「元気にやってるか」とでも書いて送ることにするか・・・
 その後、刈谷駅前の居酒屋に移動して食事兼ビール。丸々とよく太ったおねえちゃんがオーダーをとってくれた。急に「とんかつと豚丼」が食いたくなったがメニューになかったので頼まなかった。
 10時半過ぎまで飲んでいたが、今日は楽しい飲み会だった。
 11時に帰宅、読みかけの「中野雅至『はめられた公務員』(光文社1,000円)」を読み始めたが、2行目で挫折してしまった。後は記憶がない。