くどいようだが私は万博が大好きだ。だから上野池之端にある骨董屋の「EXPO」にちょくちょく出かけて、大阪万博の迷子札(500円)、ネクタイピン(1,500円)、使用済み入場券(800円)なんかを見つけては大喜びをしているのだ。(かわいいでしょ)
で、今朝の新聞を見ていて愕然とした。赤を基調とした派手な衣装をまとった若者たちが一人乗りの自動車に扇動されてパレードをしているのである。本家のネズミーランドと比較して遥かに貧相で見劣りがする。やるならネズミーランドよりも大規模にしなけりゃ後追いの意味がないし、だいたい万博でなんでネズミーランドのファンタジーパレードの真似をしなければいけないのか、理解できない。
3月8日に紹介した「虚飾の愛知万博」という本は、ジャーナリストの前田栄作氏がきめの細かい取材を通じて愛知万博の全体像を浮かび上がらせている。氏は巻末にこう書いている。
「ディズニーランドやユニバーサルスタジオに行くのと同じ感覚では、愛知万博の本質はわからない。」
この感覚で行けば、「あっちのほうがずっとおもしろいじゃん」ということになる。
氏は続ける。
「不便きわまりない交通アクセスを利用して会場にたどり着き、そこでとてもエンターテイメントとは言えない展示物を見る。そして、各種のおざなりイベントに参加し、人々と触れ合う・・・」ことによって万博の本質を体験しろと言っている。それもいいかもね。
とにかくあと10日で貧相な博覧会は始まってしまうのである。ここまできたら行くしかない。地元民として入場者増加のためにチケットショップで格安に出まわっている入場券を買って何度も行こうっと。
行くのはいいのだが、さて、どうやって行くかである。この貧相な博覧会はずいぶんと前からアクセスの悪さを指摘されている。予想どおり入場者ががらがらなら心配ないのだが、それなりに人が集まると、杜撰なアクセス計画はたちまちほころびが生じてくる。人を運べないリニモだとか、クソ高い駐車場料金を払わされるクソ遠い駐車場とか・・・シャトルバスで1時間も揺られなければ会場に着けないなんて夏場だったら地獄ですぞ。
そこで快適な万博会場までのアクセスを考えてみたい。といったけれど何も考えていないので、今から考えます。故に明日アップということで・・・