芸能ニュースについていくために、TVスター名鑑を何度か買っている。女性スター、男性スター、子役、グループ、文化人、キャスター・レポーター、アナウンサーのジャンルにわかれて記載されている。残念ながら全員の索引がついていないのでレファレンス本としては今一歩といったところである。
近くの古書店で本を漁っていたら、「ティーンズタレント500」という本を見つけた。背表紙のタイトルを見て、「アイドルマニアが買うレファ本だな」と、当たりをつけて手にとって見ると、まさにそうだった。100円だったので7年ほど前のシロモノだったが購入してみた。もちろん私にアイドルを嗜好する趣味はない。念のため。
で、家に帰ってあることを確認してみた。平成10年に10代の美少女タレントとして名鑑に掲載されて、7年後にはどうなっているのだろうか、ということをである。どの子も芸能界にあこがれていろいろなオーデションやらプロダクションの門を叩いて芸能界の門をくぐるわけなのだが、世の中、それほど甘くはないはずだ、とオジさんは思ったのだった。あ行に84人の女の子が載っているが、7年後にTVスター名鑑に載っているのは(今、両方の本を並べて数えています)・・・33人だった。思ったより生き残っている。なかなか少女たちも頑張っておるなぁ(感心)。
見比べて感じたことがある。当たり前のことだが経年で変化している。7年前より綺麗になっている子と7年前のほうが綺麗な子である。今村雅美は綺麗になった。大塚愛などは別人といっていいほどの変身ぶりだ。
さて女優の美しさについて考えた。
最近はメイクや髪形でうまくごまかすので、なかなか本質的な美というものを見分けられなくなってきている。普段は妍をきそう女優たちなのだが、唯一、時代劇の日本髪や垂髪のヅラをかぶるときに美醜を露わにしてしまうことがある。あのヅラは、顔立ちが全面に出てしまい隠しようがなくなってしまうのだ。
「義経」を見ていただきたい。常盤や建礼門院徳子の美しさといったら、たまりませんぞ。垂髪の鬘をかぶっても綺麗なんだから本質的に綺麗なのですね。稲森いずみと中越典子は。それに比較して能子や巴は、芸能界的には一応、美女ということになっているのだろうが、う〜む、離れた目や丸々とした頬が丸出しで・・・
結局は殿方の趣味というものもありますので、一概には言えませんけれどもねぇ。