アスベスト

 昨日の報道ステーションはショックだった。「アスベスト」吸引による肺がんの患者を扱ったもので、その中に登場した女性の方は吸った記憶がないのに発症し、闘病生活を強いられている。酸素吸入器を鼻につけた男性患者は「発症すると1年7カ月から2年半しか持たない」とテレビカメラに向かって話していた2週間後に死去された。その方は仕事でアスベストを扱っておられたとのことである。
 このアスベストはかなり危険な物質のようで、テレビではアスベスト除去作業に宇宙服のような完全防護服で従事しているものが映されている。「おいおい、そんなに危険なのかよ」高度成長期に、日本全国で防火用の建築資材として何の規制もなく使われ続けていた。吸引すると潜伏期間30年から40年で発症するというから、アスベストにかかわった先頭集団が発症しはじめる。まさに「報ステ」に登場された方々がそれである。厚生労働省は、今後の患者数を10万何千人と予想している。
 実は拙も20数年前、学生時代に建築現場でアルバイトをしたことがあって、そこで大量のアスベストを鉄骨からはがすという作業を長期にわたってやったことがある。その時にアスベストの粉塵を山ほど吸引しているのだ。当時は宇宙服などなかったし、そんな危険性も言われていなかったので、マスクもつけずにやっていた。潜伏期間が30年ならあと数年で発症するということになる。これってエイズよりも切実な問題じゃないのかー!(怒)吸引キャリアは絶対に肺がんで死ぬどー!
 冗談じゃなく、癌保険に入っておこうかと思っている。でもその前にアスベストに関する本を読んで情報を仕入れよう。だって報ステのニュースだもの、以前の所沢ダイオキシン報道のように、捏造狼少年ニュースかもしれないからね。