公立中学の問題点

 愛知県内で私立中学校への志願者が増加しているという。ううむ、確かにそうなるだろうと、数年前から思っていた。だってさ、公立中学校というのは、味噌もクソも一緒にして「ごった煮」してしまうのである。数年前に地元の中学校の学校参観に行ったが、教室をのぞくとしっかり勉強しようという生徒は何人かいた。できない生徒も学校参観なので一応は殊勝な顔をして授業を受けている。「まぁこんなものだろうな」と納得しかけた時、頭の上から奇声が響いた。父兄は「なんだなんだ」と騒ぎはじめたが、要は、できの悪い生徒が屋根に登って何事か喚いていたのである。まるで猿だった。驚くとともに、これでは優等生たちがたまらないだろうなぁと思ったのである。卒業してその猿は暴走族に入ったらしいが、賢明な父兄はこんな猿と自分のかわいい子どもを同じ学び舎に通わせるのは忍びなかったのであろう。ならば校則もしっかり遵守され、レベルも高値安定している私立の中学校へという気持ちになるわなぁ。公立中学校は学力別クラス編成をするか、そういった猿ばかりを集めて「猿学級」というのを作って、薬物の危険性とか、エイズの怖さだとか、禁煙の方法を学ばせるような対策をとらないと猿ばかりが蔓延って優秀な子どもは皆私立にとられちゃうよ。