雅楽コンサート その1

 昨夜、新春シャンソンショーならぬ東儀秀樹の新春コンサートに行ってきた。第一部は平安の雅楽演奏や舞楽の春庭花(しゅんでいか)が舞われ古の時代に思いを馳せる。第二部は雅楽と現代音楽のコラボレーションや東儀秀樹作の童話の朗読やらで、いろいろと盛り沢山だった。しかしやはり篳篥、笙、龍笛での2時間余にわたる大ホールでのコンサートには無理がある。採算もあるのだろうが、せいぜい3〜400人を対象に中小規模でコンサートをすることをお奨めしたい。
 とは言っても、いいコンサートだったことは間違いない。また足を運んでもいいと思った。できれば舞楽を数々を、例えば「胡蝶」、「迦陵頻」、「太平楽」なども見たいものだ。
 現代音楽と無理やりに重ね合わせるよりも、雅楽そのものを普及させるほうに力を注ぐほうがいい。実際に一般庶民の我々は伊勢神宮にでも足を運ばなければ見られないのだから。絶対、雅楽だけでも興行として成立すると思いますがねぇ。
(「雅楽コンサート その2」に続く)