神経を疑う

 車好きな人間は、そりゃぁ山ほどいるだろう。愛車をぴかぴかに磨きこんで土足厳禁にして、車こそわが人生という変わり者もいるだろう。事実、拙の知人にも何人かはそんな変人はいる。それはそれでいい。モノを大切にするということは大事なことである。
 この愛車ご大切という神経が行きすぎた人間が結構いる。このクソ寒いのに窓を全開にして走っているのだ。なぜか。そのバカは煙草が吸いたくなった。しかし車内で喫煙すると車がヤニで汚れるから、寒いくらいはなんでもない。窓、おっぴろげで煙草を吸い、煙は外に吐く。煙草を吸い終われば、愛車の灰皿になんか捨てない。愛車の灰皿を煙草の灰なんぞで汚してなるものか。吸殻はもちろんそのまま車外へ投げ捨てる。街が汚れたってそんなことオレ様の知ったことではない、愛車が綺麗ならそれでいい、ってか。
 バカヤロー!ゴミがゴミを捨てるんじゃない。
 小学生2人が交差点で信号待ちをしている。もちろん信号と約束を守る拙も小学生の横で歩行者用の信号が青になるのを待つ。後から来た自転車のおばさんも停車して待つ。一番最後に来た自転車のおっさんが、小学生の目の前で赤信号を無視して走り去った。坊やたち、あんなバカの真似をしないでね。今の君たちの態度が一番正しい。大人だからといって皆が皆、良き人々ではない。バカもいるんだということを知りつつバカに染まらないでね、と、祈るばかりである。
 テレビ番組の質の低下が著しい。三流の芸能人を駆り集めて、がやがやと雑談をさせて、それをテレビに流して番組を作ったつもりになっているとしたら、テレビマンのプライドもついに地に落ちた。今日の日テレの「ぐるナイ」は酷かった。ゴチバトルで出演者を登場させるだけで1時間引っ張ってしまった。そこまでやるかい。あきれてものが言えない。
 今の芸能人は芸がない。芸が極められていないからすりガラス越しの出演でも喜んで登場してしまうのかねぇ。そんな芸能人が低能なテレビマンたちと、まるで学芸会か文化祭ののりで番組を作ってしまっているのが、現在の状況である。
 紳助が復帰していた。一生懸命やっているが鼻につくのみ、痛々しくてチャンネルを替えた。
 NHKが政治家の圧力で番組を改変したとされる問題、「朝日バカよね〜、おバカさんよね〜」