巷は殺人者であふれている

 いったいこの国の治安はどうなってしまったのだろうか。新聞の社会面は血まみれだ。栃木の兄弟は生きたまま川に投げ込まれ、愛知の母子殺人事件はまったくらちがあかない。岐阜では主婦が自宅で撲殺されているし、福岡では元夫の2人を殺害した女が逮捕されている。
 刑法犯の認知件数は平成10年から急激な伸びを示している。急速な治安悪化が見て取れるのである。犯罪者ではない一般国民ならばいくら刑法が厳しくなっても関係ないはずだ。治安を回復するのは刑罰を重くすることと警察力を強化することに尽きる。
 織田信長が治めた尾張では犯罪がなかったという。それは信長が小さな犯罪でも許さず厳罰に処したからである。理不尽な暴力に襲われるならば、多少、窮屈でもかまわない。襟を正して生活すればいいだけのことなんだからね。再び世界一の治安のいい国になることを祈念している。