世の中は強きを助け弱きを挫くかな

 岡崎の人が1200人余、300キロも西の岡山県倉敷市に異動を余儀なくされている。ごくわずかな三菱自動車という会社でふんぞり返っていたごくごく少数のエリートバカのために・・・
 経営再建を手前勝手にやっている三菱のお偉方に言いたい(と言っても届かないけど)。従業員は車の部品じゃないんだ。ここで駄目だから、あちらに代えようというような簡単なものじゃないんだ。トップエリートたちはいいよ。会社でふんぞり返って、豪華な邸宅や高級なマンションでのうのうと暮らしていけばいいんだから。でもね、一般の従業員はそうはいかない。地域の活動や近所つきあいや子どものためのPTAから各種のボランティアまで、きっちりと地域に根ざして生きているんだ。地域と関わりあって生きてきたんだ。それぞれの従業員がそれぞれの歴史を何年も何十年も日々の努力を積み重ねて築いてきているんだぞ。
 我が家の近所にも三菱自動車岡崎工場に働く方がいる。お嬢さん2人は高校生である。この町内を終の棲家にするべく10年ほど前に土地を購入されてしゃれた洋風の家を新築された。こんな例が1200もあるんだぞ。リコール隠しをした経営陣は責任を取れ。腹を切れ(本当に!)。
 以前に「従業員は悪くありません」と泣いていた経営者がいたが、その方は、お幸せなことにまた似たような会社のトップに返り咲いた。悪くなかった従業員はこの不景気の中、みんな幸せになっているのかなぁ。みんな苦労していると思うよ。
 最近、責任の取り方が甘くなっている。社会で地位と名誉と大金を保証されたものは、ことに於いてそれなりの責任を取らなければならない。その意気込みがなければ、薄給に甘んじ子どもと遊ぶ暇もなく追い使われている従業員たちは死んでも死にきれんぞ。
 不正をした経営陣よ、邪な官僚よ、不実な政治家よ、責任をとって腹を切れ、おまえたちの腐ったはらわたの臭さを白日の下にさらけ出せ。