2009-01-29から1日間の記事一覧

とてつもない日本は末期的 その1

政治学者の山口二郎さんがこんなことを言っている。「私の今年の目標は、読む人に希望が伝わるような政治批評を書くことである」 山口さんは今まで、希望的観測を排除して、権力者の欠点を攻撃したり、悲観的な論評を書いてきた。それは時の権力を甘やかさな…

とてつもない日本は末期的 その2

(上から続く) 誰が書いたか知らないが、麻生太郎著『とてつもない日本』(新潮新書)を読んでいると奈落の底に落ちてゆくような錯覚に陥ってしまう。「夜郎自大」という言葉がある。史記に出てくる言葉なんだが、要するに自分の実力を知らないで偉そうな態…