明治２年９月４日、京都木屋町、薄暮に襲撃事件は起きた。 この時期、明治新政府の兵部大輔大村益次郎は京阪の視察のために木屋町の宿所に滞在していた。大村と共にあったのが金沢藩士安達幸之助、大村益次郎塾の塾頭を務める俊英でこの時、大村と同年の４６…

さて大村益次郎以降のことである。明治陸軍の父である大村は海江田に葬られた。その後、長州の山県有朋が台頭してくる。この男も今は亡き俊英に混じって松下村塾に遊びに行っていた程度のことを、「吉田松陰の薫陶を受けた」と喧伝し明治政府の中でのしあが…